まだまだ誤解があるようなので基本的なことから書いていきます。

こんな風に思ってないですか?
「パソコンに打ち込んでいる」「プログラムしてる」

これ3Dプリントを知らない人には必ず言われるといっていいでしょう。

作っている人は打ち込みもプログラムもしていません。


では実際に3Dプリントの作品を作る時、どのような工程なのかを説明します。

  1. まず作りたい形を人間の脳の中で思い浮かべます。
  2. その形を人間がパソコンソフトを使ってパソコンの中で立体的な形にします。使うソフトや道具は彫刻を作りたいのか機械的な形を作りたいのかによって使い分けます。私は主にペンタブレットとZBrushというソフトを使っています。キーボードはほぼ使ってないので打ち込みとは違います。というか古い人は「パソコンで何かを作る」=「打ち込み・プログラム」と思っているのでしょう、、、
  3. 3Dプリンターに付属しているスライスソフトに人間が作った3D形状を入れると、3Dプリンターにこのように動いてくださいねと言う命令(プログラム)を作ってくれます。
  4. そのプログラムが入ったSDカードやUSBメモリーを3Dプリンターに差し込んで印刷ボタンを押します。
  5. 3Dプリントされた表面を整えます

文字の説明ではわからないかもしれません。
ですので、youtubeで「ZBrush」と検索して作業風景をご覧ください。
上の2番の作業が見れます。

テレビでは上の説明の4と5の間の機械が動いている個所が取り上げられますので、人間が彫刻しているのではなく機械が作っているものだという誤解が生まれるのでしょう。


新しい技術が生まれるとこのようなことはよくあるようですね。
写真が出始めたころはカメラに魂を抜かれるとか
電子レンジは何かしら悪いとか
フリースの服が出始めの頃は、燃えやすいから料理の時は気をつけろとか